裏目に出たフェイエノールトの5-2-3【マンチェスターシティ対フェイエノールト】
いよいよ開幕を迎えたUEFAチャンピオンズリーグ。シティサポーターとしては、そろそろシティが決勝の舞台に立てることを期待する。毎年死の組に入れられていたが、今季は比較的楽なグループに入ったので、安心して見られるはず、。
<両チームのスタメン>
シティは、直前のリバプール戦は3バックを採用したが、この試合は、4バックを採用。リバプール戦で負傷したエデルソンがヘッドギアを被り出場した。フェイエノールトは、シティ対策に5バックを敷いて、5−2−3を採用。そして、フェイエノールトの監督がファンブロンクホルストということを初めて知った。南アフリカW杯でのスーパーゴールが記憶にしっかり残ってて、サッカーに興味を持つきっかけになった選手の一人だったから嬉しかった。
試合は4-0でシティの快勝。個々の能力の差もあり、前半で試合は決まってしまったことで、後半はダラダラと試合が進んだのですごい眠かった。CLで眠くなる試合をされるときつい笑
フェイエノールトの5−2−3
この試合では、フェイエノールトがシティ対策に5−2−3を採用し、Wボランチがデブライネとシルバの潰し役となりマンマーク。シティがボールを保持し始めるとこんな構図に↓
この試合でフェイエノールトの守備が機能しなかった象徴的なのがこのシーン。シティがディフェンスラインでボールを回してる状況。すでに前線のブロックのラインと中盤のブロックのラインが分裂しつつあり、フェイエノールトのトップの裏のスペースが広いのがわかる。
さらに、この試合でシルバとデブライネの潰し役を担っていたボランチ2人。特にデブライネをマークしていた金髪の頭悪そうな10番の選手が守るべきスペースを完全に捨ててまで追ってしまうことで、簡単にブロックが壊れてしまう。デブライネは賢いのでサイドに広くポジションをとったり、左サイドに寄ったりしてマークしている金髪の選手は振られまくっていた。そして、トップ裏の大きなスペースを見つけたのはフェルナンジーニョ。
フェルナンジーニョがトップの選手の裏に抜け、足元には自信のあるストーンズがしっかりパスを通した。
パスを受けたフェルナンジーニョは前を向き、この時点で完全にマークがズレてシルバがフリーに。
フェルナンジーニョからシルバにパス。
シルバがボールを運んでる状況でパスコースがたくさんあることがわかる。
このシーンでゴールは生まれることはなかったが、シティ対策として5-2-3を採用したことが最終ラインの人数が増えただけで全く機能してなかった。5-2-3ではなく、5-3-2でラインを組んで前線のブロックのラインと中盤のブロックのラインを埋める選手がいれば、これだけ振り回されることはなかったのかなと。
能力の差が明らかだったが、シルバをマークしていた選手は割とうまくやっていた印象。シルバがパスを受けに下りたときも追いすぎず、メリハリがある守備でましだった。
おわりに
キックオフ早々の先制ゴールでシティは楽な試合がすることができたが、連携のミスも少し目立ち、4点差になってからもペップが怒ったり、指示している場面も見れて改善点も山積みだろう。
この試合のメンディー。前半の36分あたりで相手選手にイラッとしたのか、突っかかろうとしたところで近くにいたペップになだめられてておもしろかった。