アスレティック・ビルバオの豆知識
アスレティック・ビルバオ
この前の記事でビエルサ率いるアスレティック・ビルバオの試合を紹介したので、このタイミングでこのチームを取り上げることにしました。
この前の記事も載せておきます↓
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バスク純血主義クラブ
スペイン最古のクラブの1つで、スペイン北部のビルバオを本拠地とするため日本ではアスレティック・ビルバオと呼ばれるが、正式なクラブ名は「アスレティック・クラブ」である。実は、レアル・マドリーとバルセロナとともに1度も2部落ちを経験していないクラブである。
アスレティック・ビルバオは、スペインからの独立志向の高いバスク国自治州のクラブであり、1912年から純血主義を貫いている。親がバスク人か下部組織で育った選手しか入団を認めなかったが、2007年に会長が変わったことを機に、純血主義の規定は弱まりつつある。同じスペインのチームであるレアル・ソシエダも以前はバスク人にのみであったが、現在はその規定は完全になくなっている。
赤と白のストライプ
このチームのサポーターは、赤白を意味する「ロヒブランコス」と呼ばれる。それからわかるようにクラブカラーは、伝統的に赤白である。創設当初は青白だったが1910年に変更している。赤と白の由来として有力とされているのは、鉄鋼や造船業を中心に配した港湾都市であったため、この地にイングランドの北東からやってくるサンダーランド、サウサンプトンの造船業もいた。そうした人たちが集まって、このチームを創設したためらしい。
アスレティックはユニフォームにスポンサーを入れない数少ないクラブであったが、2004-05シーズンのカップ戦では、バスク国自治州政府からの援助を得て、「バスク地方政府」を意味するバスク語「Euskadi」のロゴを入れている。赤白緑がバスクの旗の色であるため、緑色の文字が採用された。
さらに2008-09シーズンには、バスク地方で有数の石油会社であるペトロノル石油会社とスポンサー契約を結び、ユニフォームに「Petronor」の文字を入れた。
スタジアム
2013年までアスレティックのホームスタジアムであった旧「サン・マメス」はスペイン最古のスタジアムだった。聖人「サン・マメス」を祀った小さな礼拝堂があった土地にスタジアムを建てたため、そのままスタジアム名となった。
2013年6月に長い歴史を終え、取り壊された。2013年9月に新スタジアムの新サン・マメスがセルタ戦でこけら落としとなった。
アスレティック・ビルバオ下部組織出身選手
・ムニアイン
・ジョレンテ
・アドゥリス
・ハビ・マルティネス
・エメリック・ラポルテ
主な歴代監督
・バルベルデ(現:バルセロナ監督)
・ハインケス(現:バイエルンミュンヘン監督)
・マルセロ・ビエルサ(現:リール監督)