2017-01-01から1年間の記事一覧

蘇った0トップ【マンチェスターダービー】

<両チームのスターティングメンバー> <試合結果> ユナイテッド1-2シティ スポンサーリンク // 機能した0トップ 前半開始~4分近くまでは、これまでの戦い通りの4-3-3の配置だった。 しかし、5分を経過した時間帯。 左WGにジェズス、右WGにサネを配置…

シティ対策へのヴァグナーの回答

プレミアリーグを独走しているシティの攻撃時の大きな狙いはハーフスペースであり、左サイドでのhsアタックが攻撃の中心となっている。hsアタックについての詳しい記事は↓ 17/18シティの攻撃の肝となっているHSアタック - 3バックには夢がある https://t.co/…

17/18シティの攻撃の肝となっているHSアタック

スポンサーリンク // 圧倒的な強さを見せている今季のシティ。そのシティの攻撃の肝となっているのは、主に左サイドで行われる『HSアタック』からの『ポケット』狙いである。戦術的攻撃パターンの1つを解説します。 まず、シティのすべての攻撃というのは、5…

17/18プレミアリーグ注目イレブン

17/18プレミアリーグが開幕をしてから序盤がほぼ終わりました。グアルディオラがマンチェスターシティを率いて2年目を迎え首位を独走。プレミア初挑戦となるハーダスフィールドのサプライズ。今季も楽しませてくれているプレミアリーグの中盤、終盤戦にかけ…

監督の采配と選手の柔軟性【ハダースフィールド対マンチェスターシティ】

<両チームのスタメン> <試合結果> ハダースフィールド1ー2マンチェスターシティ 46:オタメンディ(og) 47:アグエロ 84:スターリング ハダースフィールドの4-5-1ブロック 理にかなったグアルディオラ采配と選手の柔軟性 おわりに スポンサー…

両チームの問題点【日本対ベルギー】

<両チームのスタメン> <試合結果> 日本0ー1ベルギー 72:ルカク ベルギーの問題点 3-4-3と4-4-2の併用 ベルギーはこの試合、攻撃と守備で3バックと4バックを併用して戦っていた。 ↓攻撃時の配置 ↓守備時の配置 まず、思ったことは攻撃時の3-4-3がう…

日本の前半と後半で異なった守備【日本対ブラジル】

<両チームのスタメン> <試合結果> 日本1ー3ブラジル 日本の前半と後半で異なった守備 前半の守備 日本はブラジル3センター(カゼミロ、フェルナンジーニョ、ジュリアーノ)に対して、3センター(井手口、長谷部、山口)をマンマークで対応、サイドの原…

戦術用語:チャンネルラン

チャンネルランとは 戦術用語としては有名ではないが、現代サッカーでかなり重要な動きのことである。しかし、様々な場面で用いられるため、「チャンネルラン」の定義を簡潔に述べることが難しいのが事実。なので、少しずつ説明していきたい。 まず、「チャ…

ハダースフィールドのポジショナルプレー【ハダースフィールド対WBA】

<試合結果> ハダースフィールド1ー0WBA 45:パラ <試合内容> 今季なかなか調子が上がらないWBAに対し、ハダースフィールドペースの時間帯が前半は多かった。スコアレスでハーフタイムに突入するかと思いきやパラが完璧なロングシュートを沈めリード…

戦術用語:5レーン理論

5レーン理論とは 5レーン理論というのは、選手のポジショニング、プレーの際にピッチを縦に5分割した5つのレーンを意識すること。サイドと中央だけでなく、その2つの間であるハーフスペースという概念もたらしたことで戦術の整備が進んだ。ドイツのクラブチ…

ハーフスペースを活用したナポリの先制点【ナポリ対マンチェスターシティ】

前回の両チームの対戦(CLGS第3節)のマッチレビュー↓ www.tacticas-magicas.com <両チームのスタメン> <試合結果> ナポリ4ー2マンチェスターシティ 21:インシーニェ 34:オタメンディ 48:ストーンズ 62:ジョルジーニョ 69:アグエロ 9…

マドリーのリスク管理の甘さ【レアル・マドリード対エイバル】

<両チームのスタメン> // マドリーのリスク管理 試合結果は3−0でマドリーの勝利。能力の差が大きく響いた試合だった。マドリーが先制するまでは、エイバルにもゴールの匂いがしたシーンがいくつかあり、それはすべてカウンターだった。ラストパスが成功…

Pick up News(17-10/23) アグエロがクラブ歴代最多得点記録に並ぶ!

Pick up News(17-10/23) headlines.yahoo.co.jp // マンチェスターシティ所属のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロがプレミアリーグ第9節バーンリー戦でシティでの通算177ゴール目を決め、クラブ歴代最多得点記録に並んだという記事。 2011年にシティに…

シティのビルドアップとナポリのハイプレス【マンチェスターシティ対ナポリ】

<両チームのスタメン> *スターリング10番になってますが7番です* <試合結果> マンチェスターシティ2ー1ナポリ 9:スターリング 13:ジェズス 73:ディアワラ // シティのビルドアップとナポリのハイプレス いつも通りシティはキーパーから丁寧にボ…

Pick up News(17-10/19)

Pick up News(17-10/19) headlines.yahoo.co.jp // ペップが選手の英語力向上を求めている記事。 選手に英語を覚えさせるために勉強を義務付け、テストまでさせるという徹底ぶり。監督やコーチからの細かなルールや指示を理解するためだろう。夏の移籍市場…

Pick up News(17-10/16)

Pick up News (17-10/16) headlines.yahoo.co.jp // 原口がベルリン戦で危険なタックルをしたことで退場になりこの試合の戦犯になった。そして、原口の過剰なモチベーションを監督は問題視しているという記事。自分も実際にこのシーンを見たが、必要ではない…

戦術用語:バイタルエリア

バイタルエリアとは ラストパスの起点となりやすいエリアのこと。一般的には、ペナルティアーク付近が起点となるゴールが圧倒的に多いためそのエリアを指すことが多い。しかし、サイドからのクロスが得点源となっているチームであればクロスを上げられるサイ…

エムレ・チャンをストライカーに【ドイツ対アゼルバイジャン】

ドイツはここまでグループ全勝。圧倒的な強さで、すでにW杯出場を決めている。しかし、主力として活躍してきた選手に怪我人が続出していて、この試合は若手中心のメンバー構成となった。 < 両チームのスタメン> <試合結果> ドイツ5ー1アゼルバイジャン…

IHが生命線【日本対ハイチ】

<両チームのスタメン> <試合結果> 日本3-3ハイチ // アンカーの両脇のスペース 日本のフォーメーションは4-1-2-3なので守備時にポイントとなるのがアンカーの両脇のスペースである。このスペースをどのように埋めるのかが勝負の分かれ目になるのは間…

戦術用語:ビルドアップ

ビルドアップとは 攻撃の組み立てのこと。チームとしてゴールを奪うためにパスやランなどを組み合わせ、どのように攻撃を組み立てていくのか。 ビルドアップの形というのは無限大であり、それがサッカーの魅力でもある。例えば、ショートパスを多用するチー…

戦術用語:アンチフットボール

アンチフットボールとは 試合に勝つことを何よりも優先し、相手のゴールを阻止することを重視をすること。そして、勝つためであれば相手を怪我をさせることも恐れずフィジカルを全面に押し出したプレーのこと。しかし、基本的にはアンチフットボールという戦…

サッカーにおけるダイアゴナルランの重要性を説く!

ダイアゴナルランとは ダイアゴナルランが重要なわけ ①相手のマークを錯乱 ②ボールとゴールを視野に ③スペースの創出 おわりに スポンサーリンク // ダイアゴナルランとは 「ダイアゴナルラン」を日本語に直すと「斜めの走り」。ピッチで選手が斜めに走るこ…

戦術用語:ミラーゲーム

ミラーゲームとは ミラーゲームとは、試合をする両チームが同じフォーメーションで戦うこと。相手のシステムと噛み合せることで1体1の優劣が試合の勝敗を分けることになる。なので、より激しい試合を期待できる。 16-17シーズンの典型的なミラーゲームだった…

効果的な斜めのプレー【チェルシー対マンチェスターシティ】

勝ち点で並んでいるユナイテッドは、クリスタル・パレスに4-0で大勝したのでシティとしては1位キープのためにも負けられない。昨季の両チームの対決はチェルシーの3バックに対しシティはミラーゲームを挑み敗戦している。この試合で再びミラーゲームを仕掛け…

戦術用語:トランジション

サッカー以外の競技でも使われるトランジションというのは言葉。端的に言うと「トランジション」というのは攻守の切り替えのこと。そして、攻撃から守備への切り替えをネガティブトランジション、守備から攻撃への切り替えをポジティブトランジションという…

アグエロとジェズズの関係性【マンチェスターシティ対シャフタール・ドネツク】

勝った方がグループの首位になる負けられない試合。CL初戦は共に勝利を収めた両チーム。マンチェスターシティは戦前の予想通りフェイエノールトを内容、結果すべてにおいて圧倒した。シャフタールはセリエAでも好調の難敵ナポリのゾーンディフェンスを粉砕。…

「ハーフスペース」の産物

5バックの流行 前の記事でも書いてるように、現代の欧州サッカーでネガトラ(ネガティブトランジション)時は5バックにシステムを変えるチームが増えている。そして、それと関係しているのが今になって脚光を浴び始めた「ハーフスペース」。ハーフスペースの簡…

戦術用語:アタッキングサード

アタッキングサードとは ピッチを横に3分割した時、相手チームのゴール側のエリアをアタッキングサードという。ちなみに、中央のエリアをミドルサード、自軍のゴール側のエリアをディフェンディングサードという。この3つのエリアでは、プレーの優先順位や質…

4−4−2の理想的な崩し方【マンチェスターシティ対クリスタルパレス】

第5節を終えたプレミアリーグ。シティはユナイテッドと勝ち点、得失点共に並び名前順でシティが首位に立っている状況。首位を守るためにも勝つのは当然だが得失点でユナイテッドで抜かれないためにも複数得点欲しい試合である。 <両チームのスタメン> 4−4−…

戦術用語:ハーフスペース

ハーフスペースとは ピッチを横でなく縦に5分割したときに両サイドのレーンと中央のレーン。そして、その中間にできるレーンがあり、そのレーンをハーフスペースといわれている。そして、現代サッカーで最も重要といわれているスペースがそのハーフスペース…

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