乾がベティスで求められる役割とは?ベティスの開幕戦から考察!【ベティス対レバンテ】

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<スターティングメンバー>

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<試合結果>

ベティス0ー3レバンテ

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ベティスの戦術と乾が要求されるプレー

この試合を支配していたのは間違いなくベティスだった。ベティスはゴールから遠く、レバンテの効率の良いカウンターサッカーに敗れた。ボール保持の時間帯が長かったベティスの基本陣形は3-1-4-2。最終ラインは高く、かなり攻撃的な陣形であった。

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そして、今季からベティスに加入した乾。この試合はベンチスタート。2点ビハインドの66分にカルバーニョに代わって投入された。ポジションはグアルダードがプレーしていた左IHに配置され、グアルダードはカルバーニョがいたアンカーに配置された。ドリブルやシュートシーンで見せ場はいくつか作り、監督やサポーターにも好印象だっただろう。

そこで次節はスタメンが期待される乾だが、具体的にどのようなプレー、役割が要求されるのかこの試合のベティスのチャンスシーンを振り返りながら解説していきたい。

 パスの出し手として

①WBとの連携

②ライン間でのパスの引き出し

③ポケットを意識したプレー

乾がポジション争いをすると予想できる両IH(グアルダード、カナレス)の参考となるプレーを2つ載せた。どちらもパスの出し手としての働きであるとわかるだろう。特にゴールに直結する1つ、2つ前のパスだ。

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そして、90分通して特にWBの攻撃参加を活用したポケットに侵入する攻撃が頻繁に見られた。乾はWBの特徴を理解し連携を高め、ライン間でパスを引き出すことが重要となるだろう。

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パスの受け手として

①STとの流動的なポジションチェンジ

②2列目からの飛び出し

前述でパスの出し手としてプレーを紹介したが、次はパスの受け手としてプレー。参考となる試合中のプレーを1つ載せたが、乾が左IHに入ったとして一連の流れを解説したい。

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ボールを保持しているWBにパスを受けに寄っていく。

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STに釣り出されたCB。そのCBの背後を活用し乾の2列目からの飛び出しによって、ポケットを攻略に成功できる。

乾の2列目からの飛び出しが、STの動きに反応し流動的に動けるかが重要である。

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カットインプレー

ベティスのキケ・セティエン監督が乾に期待することの1つにカットインからのシュートと話していた。左利きが多いベティスの選手の中で、左サイドからカットインしてシュートを打てる右利きの乾。この試合でもカットインからのシュートではなかったが、PA内で惜しいシーンもあったが、キーパーに防がれた。

W杯のセネガル戦でのゴールを思い出した人も多いだろう。ただ、2つのシュートの決定的な違いはキーパーの手前でバウンドさせるかどうか。シュートの高さの問題であった。

おわりに

 ベティスはレバンテに内容で圧倒していたにも関わらず、真逆の結果になってしまった。次節はセビージャとのダービー戦。乾のスタメンを期待したい。

www.tacticas-magicas.com

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