乾がベティスで求められる役割とは?ベティスの開幕戦から考察!【ベティス対レバンテ】
<スターティングメンバー>
<試合結果>
ベティス0ー3レバンテ
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ベティスの戦術と乾が要求されるプレー
この試合を支配していたのは間違いなくベティスだった。ベティスはゴールから遠く、レバンテの効率の良いカウンターサッカーに敗れた。ボール保持の時間帯が長かったベティスの基本陣形は3-1-4-2。最終ラインは高く、かなり攻撃的な陣形であった。
そして、今季からベティスに加入した乾。この試合はベンチスタート。2点ビハインドの66分にカルバーニョに代わって投入された。ポジションはグアルダードがプレーしていた左IHに配置され、グアルダードはカルバーニョがいたアンカーに配置された。ドリブルやシュートシーンで見せ場はいくつか作り、監督やサポーターにも好印象だっただろう。
そこで次節はスタメンが期待される乾だが、具体的にどのようなプレー、役割が要求されるのかこの試合のベティスのチャンスシーンを振り返りながら解説していきたい。
パスの出し手として
①WBとの連携
②ライン間でのパスの引き出し
③ポケットを意識したプレー
ベティスのポケット攻略①
— 3バックには夢がある (@tactics9320) 2018年8月18日
左サイドで三角形+右IHのカナレスでマークを混乱させ、CB-SB間を抜けたフィルポがポケットで待ち合わせ pic.twitter.com/nrqYqNvQcH
ベティスのポケット攻略②
— 3バックには夢がある (@tactics9320) 2018年8月18日
右で起点を作りつ、上がってきた 3バックの一角の左HVフェデル。ライン間でパスを引き出したカナレスから大外を走ったフィルポへ。 pic.twitter.com/AjuPrbVShi
乾がポジション争いをすると予想できる両IH(グアルダード、カナレス)の参考となるプレーを2つ載せた。どちらもパスの出し手としての働きであるとわかるだろう。特にゴールに直結する1つ、2つ前のパスだ。
そして、90分通して特にWBの攻撃参加を活用したポケットに侵入する攻撃が頻繁に見られた。乾はWBの特徴を理解し連携を高め、ライン間でパスを引き出すことが重要となるだろう。
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パスの受け手として
①STとの流動的なポジションチェンジ
②2列目からの飛び出し
ベティスのポケット攻略③
— 3バックには夢がある (@tactics9320) 2018年8月18日
ボールを保持する右WGのフランシスに2トップの片方ブデブズが寄る。ブデブズの動きに、一時的に最終ラインに入った5番ドゥクレが釣り出され、ポケットを空けることに。右IHのカナレスが見逃さず活用した。流石 pic.twitter.com/3pu1S8QZYL
前述でパスの出し手としてプレーを紹介したが、次はパスの受け手としてプレー。参考となる試合中のプレーを1つ載せたが、乾が左IHに入ったとして一連の流れを解説したい。
ボールを保持しているWBにパスを受けに寄っていく。
STに釣り出されたCB。そのCBの背後を活用し乾の2列目からの飛び出しによって、ポケットを攻略に成功できる。
乾の2列目からの飛び出しが、STの動きに反応し流動的に動けるかが重要である。
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カットインプレー
ベティスのキケ・セティエン監督が乾に期待することの1つにカットインからのシュートと話していた。左利きが多いベティスの選手の中で、左サイドからカットインしてシュートを打てる右利きの乾。この試合でもカットインからのシュートではなかったが、PA内で惜しいシーンもあったが、キーパーに防がれた。
誰もがあの場面を思い出したが…
— DAZN ダゾーン (@DAZN_JPN) 2018年8月18日
乾貴士のシュートは惜しくもGKのビッグセーブに防がれた🙌
🏆ラ・リーガ開幕節
🆚ベティス×レバンテ
📺見逃し配信観るならhttps://t.co/u4BaoHt81Q#乾を観るならDAZN#ラ・リーガ開幕#時代を変えろ pic.twitter.com/TGjVoyc7Gz
W杯のセネガル戦でのゴールを思い出した人も多いだろう。ただ、2つのシュートの決定的な違いはキーパーの手前でバウンドさせるかどうか。シュートの高さの問題であった。
柴崎がSB裏に落ちたところから。乾がミドルレーンに移動しHS空け、長友のポケット攻略。乾とスイッチしファーへ流し込む。対角のサイドチェンジはペップの定石戦術。 pic.twitter.com/TZrhJNzOU8
— 3バックには夢がある (@tactics9320) 2018年6月24日
おわりに
ベティスはレバンテに内容で圧倒していたにも関わらず、真逆の結果になってしまった。次節はセビージャとのダービー戦。乾のスタメンを期待したい。