好連携を披露した”アグエロ、ジェズスの2トップ”【マンチェスターシティ対ハダースフィールド】

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<スターティングメンバー>

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<試合結果>

マンチェスターシティ6ー1ハダースフィールド

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アグエロとジェズスの2トップ 

今節はアグエロとジェズスの2トップの3-5-2を採用したグアルディオラ監督。格下相手で押し込む展開が予想できるため、かなり攻撃的な布陣。先発復帰のダビドシルバは昨季、左IHが固定ポジションであったが、この試合はベルナルドシウバと右サイドで並べて、右サイドを軸に攻撃を組み立てるシティ。デブライネの不在を忘れさせてくれる試合だった。

特にキレキレだったのがアグエロ。プレミアリーグで自身9度目のハットトリックを達成し、W杯後のシーズンにしてはコンディションが良い。

そのアグエロの好調を引き立てていたのが相方のジェズス。2人が縦関係になることが多く、軽くDFを1枚、2枚剥がせて、カウンターの起点や守備ブロック破壊、決定機演出に繋げられていた。

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試合の中から2トップの連携で良いシーンをいくつか取り上げまとめました。

 

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やはりメンディはワイドで

前節のメンディは偽サイドバックとしてインサイドでプレーする時間帯が多かった。しかし、今節は左サイドのワイドに配置し、ウイングに近い役割を担っていた。さらに、前述した通りダビドシルバとベルナルドシウバの右サイドを軸に攻撃を展開していくことにより、左サイドのメンディには広大なスペースが。そのスペースを活用し、序盤からメンディのクロスを多用していたシティ。 結果的にメンディのクロスは2点演出し、ハダースフィールドの脅威となっていた

そこで、メンディのクロスに焦点を当てたい。なぜ左ワイドにサネやスターリングなどのドリブル突破が得意で相手の脅威になれる純粋なウインガータイプではなく、普段サイドバックのメンディを左ワイドに配置するのか。それはメンディのキックの技術にある。前節とは違って、相手が引いてくることが予想できることもドリブラータイプを配置しない要因ではある。ただ、メンディがクロス兵器と言われる所以である威力のある多種多様なクロス状況によって使い分ける技術は他の選手にはない魅力であり、引いてくる相手にとって有効である。

この試合のメンディのクロスシーンをいくつか取り上げてまとめました!

前節のアーセナル戦の追加点もメンディの正確なクロスがアシストしている。

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エデルソンのタッチダウンパス

シティの先制点は、ゴールキックが起点となった。キーパーのエデルソンからアグエロへのタッチダウンパスから。そのゴールがこちら。

ゴールキックからショートパスを繋いでビルドアップするシティに対して、オールマンツーのハダースフィールド。だが、ゴールキックで相手がオールマンツーでついていた場合の対策をシティは持っていた。それがキーパーからのタッチダウンパス世界トップのキック精度、キック力を持つエデルソンからアグエロにタッチダウンパスが飛ぶ仕組みとなっているのだ。この仕組みはエデルソンがいなければ成り立たず、グアルディオ監督が獲得を熱望したことが納得できるだろう。

昨季からこのタッチダウンパスはたまに見られたが、直接得点に結びついたのは初めて。もちろんキーパーのエデルソンにアシストが記録され、マンチェスターシティで初めてのアシストを記録したキーパーとなった。

おわりに

開幕からエンジン全開のマンチェスターシティ。次節は昇格チームのウルブスとのアウェイ戦。ウルブスの戦術がチャンピオンシップのマンチェスターシティと言われ話題になっていたが、本家を前にしてどのような戦いぶりを見せてくれるだろうか。ちなみに、ウルブスのルベン・ネベスが良い選手なので注目して見てください。

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