プレミアでモラタは成功できるのか【チェルシー対アーセナル】

プレミアリーグの注目試合の一つであるビッグロンドンダービー(チェルシー対アーセナル)。ホームのチェルシーは開幕から4試合3勝1敗で新戦力もうまく使いながら戦ってる印象。開幕から4試合2勝2敗ですでに出遅れた感のあるアーセナルは、この試合を落とせばさらに優勝がさらに遠ざかってしまうため何としても勝ち点3が欲しい試合。

 <両チームのスタメン>

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典型的なミラーゲーム

両チームとも3-4-3を採用しているので、典型的なミラーゲームとなった。守備は基本的にマンマークで1体1の勝負があちこちで見れ、プレミアらしい試合となり前半は特におもしろかった。後半はカードが出る場面が少しずつ増え、最終的にダビドルイスが退場となった。シティサポとしては嬉しい退場となった。試合終了間際には、カウンターの殴り合いでいつゴールが生まれてもおかしくはなかった。そこで少し目に付いたのがアーセナルFW陣の切り替えの遅さ。特に目立ったのがジルー。ペップシティであればFWが守備をサボることも許されないのでアグエロ、ジェズスが前線からプレスをかけ、必要であれば下りてきて守備することもある。それを普段見ているのでサボっているジルーに少し腹が立った。結果は0-0のスコアレスドローだったが、なかなか楽しめたいい試合だった。

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プレミアでモラタは成功できるのか

ユベントスとレアルに在籍中には多くのタイトルを獲ってきたモラタは、今季からチェルシーに加入した。この2チームではなかなかスタメン定着できなかったが、短い出場時間で結果はしっかり残してきた。そして、チェルシーでは戦力外となったジエゴコスタの代わりとして1シーズン通してプレーすることになるだろう。

しかし、この役割がモラタに務まり、監督であるコンテを満足させることができるのか。

ここまで5試合3ゴール2アシストという結果を残しているが、これからどうなるかはわからない。アーセナル戦のモラタは、孤立しているのが目立ちイライラしてるシーンがよくあった。モラタに縦パスが入ったとしてもムスタフィに何度も潰され、ジエゴコスタであればキープできていたと思ってしまう。フィジカルの強さというのを一つの武器とし、セリエA、リーガでプレーしてきたがプレミアではなかなかその特徴をここまでは活かせていない。オフザボールの動きがうまくないこの選手はスピードでその短所をカバーしてきたが、フィジカルで劣ればスピードも最大限に発揮できない。辛うじて、高さがあるのでセットプレー、クロスからの得点は取れるので、ある程度の結果は出せるとは思うが、成功とは程遠いだろう。そのように考えると、今季モラタが成功することは難しい。

しかし、チェルシーがプレミアリーグ、CLで成績を残すためにはモラタの成功が一つの鍵となってくることは間違いない。監督のコンテ、10番を背負うアザール、試合を組み立てるセスクなど周りからのサポートが重要となるだろう。それによっては今季にモラタも成功を収められるかもしれない。

 

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