マドリーのリスク管理の甘さ【レアル・マドリード対エイバル】
<両チームのスタメン>
マドリーのリスク管理
試合結果は3−0でマドリーの勝利。能力の差が大きく響いた試合だった。マドリーが先制するまでは、エイバルにもゴールの匂いがしたシーンがいくつかあり、それはすべてカウンターだった。ラストパスが成功していれば、、、というシーンが3回ぐらいありエイバルからすると勿体無いなと。そこで1つ気になったのがマドリーのリスク管理の甘さ、選手の能力に頼りすぎな戦術。ここで象徴的なシーンを1つあげてみる。
イスコのパスミスによってエイバルがカウンターに移る。そして、このシーンで注目して欲しいのが両SBがWGのポジションまで上がっていること。
イスコのパスをカットするとドリブルで少し運び、2トップの一角の乾にパス。このシーンでマドリーの最終ラインは2枚しか残っておらず、完全な2対2を作られてしまっている
このカウンターはシュートまで繋げることができなかったがこのようなシーンは3、4回あった。エイバルのカウンターのクオリティが高くはないので、この試合は助かっていた。しかし、実際のところ、ベティス戦ではこの試合と同じようにカウンターを受けるシーンが続き、終了間際のサナブリアのゴールで敗戦している。昨季のマドリーもこのような戦い方だったのは間違いなく、今季も続けるつもりだろう。
しかし、今季のマドリーは、昨季ほど控えが充実していないうえに負傷者も出ているので、選手は疲労も溜まり、トップコンディションを保つのは難しい。なので、選手の能力に依存する戦い方だと今季は厳しいに違いない。
ちなみに、シティの監督のグアルディオラは、(相手のFWの枚数+1枚)のDF+アンカーでフォーメーションを組んでいる。例えば、チェルシー戦は相手がアザールとモラタの2トップだったので、ビルドアップ時はウォーカー、ストーンズ、オタメンディの3CBにアンカーのフェルナンジーニョで組んでいた。
マドリーはいつ修正してくるのか、それともこのままで戦い続けるのだろうか。
乾はカゼミロに完璧に抑えられる
— タム (@mcfcnoone) 2017年10月22日
乾に尽く立ちはだかるカゼミロ。
— ssfm1902 (@ssfm1902) October 22, 2017
セバージョスは空回りしてる…ピッチを駆け回り運度量は多いがポジションが曖昧、ボールプレーは流石だけど要求しすぎてイスコと役割りが被ってる場面がちらほら
— てとな (@0_tetona_0) October 22, 2017