サネとメンディの共存への最適解【マンチェスターシティ対バーンリー】
<スターティングメンバー>
<試合結果>
マンチェスターシティ5-0バーンリー
ペップシティの最大と問題とされているサネとメンディの共存問題。この両選手はポジション、攻撃時の役割は違うが左サイドで相手チームの脅威となることができるという面で被る。そして監督の理想とするサッカーにおいて同サイドの高い位置に2人を配置することはナンセンスであることも両選手の共存を困難にしているのだ。
シティの直近の試合を見ていると、監督はその最適解を見つけつつあることがわかる。それを動画、図を交えながら解説していく。
シルバ-サネで左サイドを攻略し先制。注目はメンディのポジショニング。サイドのレーンとハーフスペースの間にポジションを取ることでサイドへの駆け上がりとネガトラ時のプレス役のどちらも可能に。 pic.twitter.com/gwtuOdKhtn
— 3バックには夢がある【サッカー戦術分析ブログ】 (@tactics9320) 2018年10月22日
基本的にポゼッション時はサネがサイドで幅を取りメンディが偽サイドバックでリスク管理を。先制点のシーンではサネとシルバの連携でPAに侵入しアグエロのゴールを生み出した。ペップシティにおいてこの2人の崩しは1番の武器と言っても過言ではないのが事実である。ただ先制点のシーンのようにシュートまで持っていけずに手詰まりになるシーンも多々ある。
その時にメンディのサイドへのオーバーラップを活用するのだ。
サネのワイドからのカットイン、シルバのCB-SB間(チャンネル)を狙う動きで左サイドからPAに侵入していくペップシティの攻めの定石。これが手詰まりなると、メンディがスペースが生まれた左サイドに駆け上がる。サネ、シルバもPA内に入っているので5、6人がPAに入っていることも想定済み。 pic.twitter.com/3FCs3NSqpS
— 3バックには夢がある【サッカー戦術分析ブログ】 (@tactics9320) 2018年10月22日
サネとシルバの連携により左サイドを攻略しPA内に侵入したものの相手選手が密集してしまい手詰まりになることも多々。この時に空いた左サイドにメンディが駆け上がる。前述でメンディはリスク管理を担っていると話していたが、PA内まで押し込んでいる状況。相手はカウンターを狙うには距離がありすぎるため失点の心配はほとんどない。それがメンディの駆け上がりを可能にしているのだ。
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