戦術用語:アタッキングサード

アタッキングサードとは

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ピッチを横に3分割した時、相手チームのゴール側のエリアをアタッキングサードという。ちなみに、中央のエリアをミドルサード、自軍のゴール側のエリアをディフェンディングサードという。この3つのエリアでは、プレーの優先順位や質は違い、サッカーを分析するときには、ハーフスペースの記事で書いたピッチを縦に5分割する5レーンの考え方と共に重要視されます。

 では、なぜ3つ中でアタッキングサードが特に脚光を浴びるのか。その理由は、ゴールに最も近いのがアタッキングサードなので相手の守備の強度も必然的に上がるのはわかると思う。そして、そのアタッキングサードで相手ディフェンスをどのように崩すのかがチームの色が出る1つのポイントであり、試合の勝敗に影響を及ぼすからである。

例えば、マンチェスターユナイテッドであればクロスを多用し、フィジカルを全面に押し出した攻撃をしている。ポゼッション思考の高いマンチェスターシティやナポリ、ホッフェンハイム、ペップ時代のバルセロナであれば、選手が連動して動き続け、ショートパスで崩す攻撃を好んでいる。このように監督、チームとして目指すサッカーが明確にわかるのでサッカーを見る際に注目するとおもしろいだろう。

 

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