何が何でもハーフスペース【ロシア対サウジアラビア】

いよいよ開幕した2018年ロシアW杯!FIFAランキングが出場32カ国の中で31位のロシアと最下位のサウジアラビアの開幕カードとなった。ただ、両チームとも次戦は強豪との対戦が控えているためここは全力で勝点3を奪いに行く試合になるに違いない。

<両チームのフォーメーション>

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<試合結果>

ロシア5ー0サウジアラビア

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3バックではなく4バックを採用

公式戦、親善試合を含め大半の試合を3バックで戦ってきたロシアだったがW杯開幕戦でいきなり4バックに変更してきた。攻撃は4-2-3-1、守備は4-2-2のブロックのイメージ。

ここまで3バックで戦っていたロシアがW杯に向けて隠していたセットに違いない。ただ、3バックでの試合の経験がこの試合のゲームモデルによく活きていた。特にシャドーの役割やWBの攻撃参加のタイミングなどは前線の攻撃パターンにうまく組み込まれていた。

ファーストチャンスをものにしたロシア

何が何でもハーフスペース

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この試合ロシアの攻撃に細かい戦術などはなかった。唯一意識していたこととしてファイナルサードに侵入した時、ハーフスペースにいる選手にボールを預けるということ。そこからボールを受けた選手の脇を追い越すことで攻撃のリズムを掴もうとしていた。1試合通してハーフスペースでボールを受けた選手の脇のレーンで追い越す動きが印象的だった人も多いだろう。

この試合の全5ゴールがハーフスペースが起点となっていることからもこの試合では有効であったことは明らかだった。その中の2シーンを紹介したい。

2点目

右ハーフスペースでボールを運んでいた選手を後方から複数の選手が追い越す動きをしたことで左サイドに大きなスペースが空いた。その左サイドに走り込んだ選手がスライディングをかわし流し込んだ。

5点目のFK獲得

終了間際の時間帯で後方から選手が湧き出でくるのがこの試合のロシアを表している。

おわりに

誰もが3バックで臨むと思っていた中でそれをひっくり返したロシアは流石ヨーロッパの国だなと。正直自分もロシアの親善試合を観ていて全ての試合が3バックだったので、試合が始まり4バックと確認できた時は鳥肌が立った。

サウジアラビアもアジア予選ではいい戦いをして、ドイツらとの親善試合では結果が出なかっもののチャンスは幾度となく演出していた。なので期待していたのでここまで殴られるのは予想外だった。

個人的にウルグアイ推しなのでロシアの勢いは脅威、、、。この試合はこのあたりで、。

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